NECは28日、ユビキタスネットワーク社会に向けたアプリケーション構築用ソフトを短期間かつ容易に開発できるように「ユビキタスアプリケーション基盤」を体系化したと発表した。
ユビキタスアプリケーション基盤では、ユビキタス関連のソリューションを実現する上で必要不可欠な基本機能を、「RFID基盤」「双方向コミュニケーション基盤」「モバイルサービス基盤」「認証基盤」「セキュリティ基盤」「端末適応基盤」「位置情報基盤」「プレゼンス基盤」の8領域に分類し、体系化している。
これら8領域の基本機能を組み合わせることにより、ユビキタス関連のアプリケーションを個別開発する場合に比べて、開発期間を約3分の1に短縮することを可能にしたとしている。また、ユビキタスアプリケーション基盤には、基本的な機能があらかじめ組み込まれているため、開発者が同基盤のAPIに合わせて各種サービスや業務に特定の機能のみを開発すればソリューションを実現可能だという。
NECでは、2006年3月までのロードマップもあわせて発表しており、それに沿って基盤を拡充していくほか、技術動向や市場ニーズに合わせてロードマップを見直していくとしている。また、本基盤を活用したビジネス用途向けのユビキタス関連ソリューションについても、今後積極的に提供していくという。
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■URL
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0407/2702.html
( 大津 心 )
2004/07/28 18:34
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