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担当者を撮影して証明書も発行できるHDD破壊装置「HC-BREAKS 2000」


「ハードディスク物理クラッシャー HC-BREAKS 2000」本体
 オリエント測器コンピュータは、PCのHDDを物理的に破壊する「ハードディスク物理クラッシャー HC-BREAK 2000」(HC-BREAKS 2000)を9月ごろに発売する。価格は本体のみのタイプが45万円、担当者を撮影して証明書を発行できるカメラ付きタイプが50万円。操作にはWindows XP/2000を搭載したPCが別途必要だ。

 HC-BREAKS 2000は、2.5インチHDDと3.5インチHDDに対応したHDD破壊装置。4本の釘状の破砕部でHDDのディスク部や基盤を貫き、破壊する。カメラ付きタイプでは、HDDを破壊する本体内部にカメラを搭載。また、操作用PCに取り付けるためのカメラを同梱した。内部カメラではHDDが破壊される瞬間を撮影し、PCに取り付けたカメラで破壊する担当者を撮影する。2つのカメラで撮影した画像は、日時、担当者指名、場所、HDDメーカー名などを併記した「ハードディスククラッシュ実施証明書」としてプリントできる。

 なお、HC-BREAKS 2000はあくまでHDDを物理的に破壊するだけで、ディスクそのものに残った磁気データを消せるわけではない。オリエント測器コンピュータでは、「完全に磁気的な記録を消去するためには別途専用の機器が必要だが、物理的に破壊すれば、よほどの技術力がなければ読み出しはできない」という。同社では、「磁気データを消去するだけでは外観に変化がないため、一般ユーザーには記録を消去したことを理解してもらえなかった。磁気データを消去し、物理的に破壊することで安心するユーザーは多い」としている。


操作用PCにカメラを付けて、担当者を記録できる 担当者の顔写真、内部カメラによる破壊の瞬間を写した写真などのレポート。「ハードディスククラッシュ実施証明書」としてプリントも可能だ

サンプルとして、実際に2.5インチHDDを破壊 基盤まで破壊された

関連情報

URL
  製品情報
  http://www.orient-computer.co.jp/products/buturi_crusher.htm


( 鷹木 創 )
2004/07/29 18:44

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