米CodeWeaversは3日、音楽ダウンロード販売サイト「iTunes Music Store」をLinuxからでも利用できるようにする機能をプレビュー版として提供開始すると発表した。同社は、Linux上でWindows用ソフトを動作させるソフトを販売している会社。
米Apple Computerが運営しているiTunes Music Storeは、当初Macユーザーにのみ提供されていたが、後にWindowsユーザーも利用できるようになった。しかし、Linuxユーザーは現在も利用できない。
CodeWeaversでは、Windows用ソフトをLinux上でネイティブに実行できるようにするソフトの最新版「CrossOver Office 3.1」のプレビュー版を発表し、このソフトでiTunesに対応しようとしている。CrossOver Office 3.1のプレビュー版は今のところ既存ユーザーに対してしか提供されていないが、数週間のうちにベータ版として一般公開される予定だ。
現在のバージョンではiTunes Music Storeで楽曲をダウンロードすることができるだけだが、さらにはiPodを接続してジュークボックス機能や転送機能を利用できるようにするとしている。なお、現在iPodはMacとWindowsに対応しているが、Linuxからは一部のツールを入手して利用する以外は利用できないとされている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.codeweavers.com/site/about/general/press/?id=20040803
関連記事:音楽管理ソフト「MusicMatch Jukebox」にLinux用が登場
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2000/1122/mml.htm
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/08/04 11:57
- ページの先頭へ-
|