ジュピターテレコム(J-COM Broadband)とブロードネットマックスは、同軸ケーブル上でインターネット通信を高速化させる実験を含めた検討会を開始することに合意したと発表した。J-COMでは、2004年中に実験を開始する予定。
検討会では、同軸ケーブル上で100Mbps超のインターネット通信を実現する技術を開発することを目標とする。具体的には、同軸ケーブルを利用したホームネットワークに関するアライアンス「MoCA(MULTIMEDIA over COAX ALLIANCE)」で検討されている技術を応用し、インターネット通信の高速化を実現する方針。
なお、同軸ケーブルでの100Mbps超のインターネット通信の実験については、松下電器産業がすでに実証実験を行なっているが、J-COMではこの技術を採用するかどうかは未定だという。松下の実証実験では、米Entropic Communicationsの技術「c.LINK」を採用、最大物理速度270Mbpsのケーブルインターネット技術を用いた環境で実使用100Mbps超の伝送速度を実現したという。
関連情報
■URL
ジュピターテレコム
http://www.jcom.co.jp/
関連記事:松下、c.LINKを用いた100Mbps超のホームネットワークシステムを展示(BB Watch)
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/event/5680.html
関連記事:既存の同軸ケーブルを利用したホームネットワークのアライアンスが設立
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/01/07/1673.html
関連記事:J-COM、2004年に無線LAN対応モデムや光ファイバ接続サービスを提供予定
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/04/14/2792.html
( 村松健至 )
2004/08/05 20:01
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