イー・アクセスは、8月中旬より提供予定の下り最大47Mbps、上り最大5MbpsのADSLサービスを、11月をめどに下り最大50Mbps超へ高速化すると発表した。ユーザーはモデムのバージョンアップのみで新サービスを利用できる。
イー・アクセスでは、上下で帯域を共有するオーバーラップ技術を下り最大47Mbpsのサービスで初めて採用しているが、47Mbpsのサービスでは近距離のユーザーの回線のみオーバーラップ技術が適用されていた。今回発表された50M超の新サービスでは、イー・アクセスのADSL回線のうち97~98%の回線にオーバーラップ技術を適用するほか、新たに導入するノイズキャンセラ技術でISDN回線などのノイズ対策を実施。下り最大40Mbpsの「ADSLプラスQ」と比較して、線路長が2~5km程度の中長距離ユーザーでも速度の向上が見込めるという。
上り速度は最大5Mbps以上の高速化はされないが、イー・アクセスでは「オーバーラップ技術で低周波数帯を利用できるため、距離に関わらない安定した高速化が期待できる」とコメント。アッカ・ネットワークスが採用する4~5.1MHz帯の高周波数帯域を用いた上り高速化方式と比較して「当社で試算した理論値で96.5%のユーザーは、当社方式のほうが高い実効速度が得られる見通し」としている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.eaccess.net/company/press/2004/040810-4.html
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( 甲斐祐樹 )
2004/08/11 11:11
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