有限責任中間法人のMozilla Japanは19日、日本国内における「Mozilla」の普及・促進に向けた活動を開始したと発表した。
Mozilla Japanは、米Mozilla Foundationの公式アフィリエイトとして設立された非営利法人で、東京工科大学の相磯秀夫学長が代表理事を務める。Mozilla製品の日本語化作業を行ない、Webブラウザ「Mozilla Firefox」やメールソフト「Mozilla Thunderbird」、インターネットスイート「Mozilla 1.7」の公式日本語版をリリースするほか、Webサイトを通じた情報提供、企業を含む導入支援やユーザーサポートなどの事業に取り組んでいくという。
なお、日本のMozillaユーザーコミュニティである「もじら組」の下で活動していた「和訳プロジェクト」および「JLP(Japanese Language Pack)プロジェクト」はMozilla Japan傘下に入り、「mozilla.org」の技術情報の翻訳や日本語版製品の提供、マニュアル制作を進めていく予定だ。
Mozilla Japanではまた、東京工科大学Linuxオープンソフトウェアセンターなどの教育・研究機関や企業、団体とも連携しながら、オープンソフトウェア技術者の育成も行なうとしている。
関連情報
■URL
Mozilla Japan
http://www.mozilla-japan.org/
関連記事:MozillaプロジェクトがAOLから独立、新財団「Mozilla Foundation」を設立
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0716/mozi.htm
( 永沢 茂 )
2004/08/19 15:42
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