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JNSA、著作権者とユーザーとの訴訟を防ぐP2Pソフトのガイドライン


 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)のコンテンツセキュリティWGは20日、「P2Pファイル交換安全利用ガイドライン」の作成を開始したと発表した。Webサイトにおいてガイドライン案を公開しており、9月30日まで一般ユーザーから意見を募集する。

 同ガイドラインは、P2Pソフトを安全に利用するための指針を示すとともに、著作権に関わるコンテンツの流通が原因となる著作権者とP2Pソフトユーザーの訴訟や紛争を未然に防止する目的で作成する。JNSAでは、「P2Pファイル交換ソフトの普及で多くのユーザーが大量のファイルを交換するネットワークが形成された。しかし、著作権者の許可なく著作物を収録したファイルが交換され、著作権者とP2Pソフトユーザーとの訴訟や紛争を懸念している」という。

 なお、JNSAのWebサイトで暫定的に公開されているガイドラインの「0版」では、著作権のあるファイルを許可なく公開しないこと、中継しないことなどを掲載している。

 JNSAでは著作権に関わる問題のほか、ファイル交換ソフト「Winny」におけるウイルス「Antinny」による個人情報漏洩など、その他の懸念についても、「多くの意見を可能な限りいただき、ネットワーク社会での紛争を軽減できるよう、ガイドラインの策定を通じて対処していきたい」としている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.jnsa.org/active7_040820.html

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