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本田エレクトロン開発の高速PLC設備試作機
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本多エレクトロンは23日、実験を目的とした「高速電力線搬送通信(高速PLC)」設備の設置許可を総務省東北総合通信局より取得したと発表した。同日から2005年3月まで高速PLCの実証実験を実施する。
高速PLCは、家庭内の電力線を利用し、コンセント経由の接続でインターネットに接続できる技術。本多エレクトロンでは、2~30MHzの高周波数帯域を利用した実験を2005年3月31日まで、同社の花巻工場にて実施する。実験は、第一段階として同社が開発した高速PLC設備向けに、送信漏洩を約50分の1に低減可能という漏洩電界抑圧技術の実証実験を実フィールドで実施。第二段階では、高速PLC設備の電源部、電源フィルタ部、送信変調部、受信復調部、雑音キャンセル部の実証実験を行なう。
同社は、2段階の実験を経て漏洩電界低減技術の実験検証を推進する予定で、あわせて規制緩和に伴い製品化開発を行なうとしている。今回の実験で、同社は第一段階で10Mbps、第二段階で100Mbpsの伝送速度を目標としているという。
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実験概要
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.honda-elc.com/news/news040823.html
■関連記事
・ NTT-AT、高速PLCの漏洩電界を数百分の一まで低減する実証実験(2004/08/20)
( 大久保有規彦 )
2004/08/23 19:21
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