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米業界団体、P2Pネットワークから児童ポルノを撲滅するキャンペーン


 P2Pアプリケーションの業界団体The Distributed Computing Industry Association(DCIA)は、児童ポルノを撲滅するための新たなキャンペーンに乗り出した。このキャンペーンは「P2P PATROL(Peer-To-Peer Parents And Teens React On Line)」と呼ばれており、2003年10月に米国の司法機関とともに始められたプログラムをさらに強化したものだという。

 キャンペーンでは、DCIAが開発したP2Pアプリケーション用プログラムを利用する。DCIA会員のP2Pアプリケーションに適用され、児童ポルノに関係するキーワードを入力すると同時に赤信号を模したポップアップメッセージが表示される。そのメッセージには「警告。あなたが入力した検索語句は児童ポルノと関係しています。児童がわいせつ行為をしている画像を受信、再配信するどのような人物に対しても重い罰金と実刑が課せられることになります」と書いてある。

 まず、AltnetとGroksterによってフィールドテストされた後、他のファイル交換アプリケーション開発企業に無償で提供される。児童ポルノに関係するキーワードは当初、国際的な司法機関によって提供され、最終的にはP2P PATROLに賛同するユーザー自身によってアップデートされていくことになる。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.dcia.info/News/newsletter_2004-08-23.htm#P2P_PATROL


( 鷹木 創 )
2004/08/24 11:59

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