企業のユーザーサポートを担当しているIT管理者たちの多くが「Windows XP SP2が導入されると、一時的にサポートセンターに大きな負担がかかる」と考えていることが明らかになった。この調査は、ユーザーサポート支援ソフトを開発している米SupportSoftが調査会社の米InsightExpress社と共同で、500人以上の社員を持つ企業のIT管理者500人を対象に行なったものだ。
調査よると、IT管理者の66%が「Windows XP SP2を導入すると、エンドユーザーからサポートセンターへの電話が増える」と考えており、30%が「Windows XP SP2を導入することによって、サポートセンターに何が起こるか分からない」と回答していることがわかった。
その上、IT管理者の63%は「Windows XP SP2がこれまでで最も難しいWindowsのアップグレードになる」と考えており、さらに3%は「そのことについて考えるだけで血圧が上がる」と回答した。
この調査結果を受けて、ITに関する調査分析を行なっている米Meta GroupのアナリストSteve Kleynhans氏は「すべてのサポートスタッフは、Windows XP SP2によって為される変更について知らされているべきであり、(Windows XP SP2の)実装に伴って起こるであろう電話対応の増加に対処できるようにトレーニングを受けておくべきである。これらの潜在的な問題を除けば、我々は組織が保有しているWindows XPにできるだけ早くSP2を導入すべきであると信じている」とコメントした。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.support.com/news/pressroom/pr_20040825.shtml
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/08/26 12:13
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