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送料がわかりにくいネットショップ、約9割が利用しない〜富士通総研


 富士通総研は、インターネットユーザーのショッピング行動を分析した「インターネットショッピング調査報告書」を発売した。価格は29,400円。2004年2月19日から24日にかけての調査で、対象はマーケティングサービス「iMiネット」の登録メンバー。有効回答数は1,123件となっている。

 調査では、ネットショッピングの普及について、ブロードバンド化を原因に挙げた。ブロードバンドユーザーがインターネットそのものを利用する時間も増加しており、1週間で10時間以上の利用は62.7%、30時間以上の利用も16.8%に上った。「ブロードバンドによるネットショッピングの利用時間」を問う設問では、61.2%のユーザーが「以前より増えた」と回答している。

 ネットショッピングの利用経験については、経験者は87.8%で未経験者は12.2%となった。富士通総研では、「未経験者は10代や学生で、インターネットの利用開始から2年以内のことが多い」とし、「また、ネットショッピングを『しないことに決めている』ユーザーは約3割で、『まだ本格的にする機会がない』(51.8%)、『トライしたが注文しなかった』(19.0%)とするユーザーあわせて約7割は“ネットショッパー予備軍”である」と分析。

 利用経験者向けの設問としては、ネットショッピング利用回数は「1年以内に利用したことがない」という回答も含めて、1年間で平均8.8回。金額では95,606円となった。回数では「6回未満」が57.1%、金額では「10万円未満」が70.3%を占めており、「いずれもヘビーユーザーが平均を押し上げている」と分析している。

 「正確な送料がわかりにくい」ショップでは、87.9%のユーザーが「買うのをやめる」と回答。富士通総研では、「送料に関しては、ほぼ半数のユーザーがショップを決めるポイントとして選んでいた。はじめて訪れるショップで正確な送料がわかりにくいと、ほとんどのユーザーは『買うのは止めよう』と思うのではないか」と分析した。支払い方法に関しては、「クレジットカードを利用したい」との回答が47.5%を占めた。そのほかの利用意向では「コンビニエンスストアでの支払い」(19.7%)、「代金引換」(15.0%)と続いた。

 直近の利用に関しては、ショッピングモール出店タイプが多いという。調査では楽天とYahoo!ショッピングに出店するショップの利用が35.4%。「Amazon.co.jp/Amazon.com」のような単独系では21.3%となった。

 なお、お気に入りのネットショップでは「Amazon.co.jp/Amazon.com」が16.1%の支持を集めて1位。理由として、「1,500円以上購入で送料無料」「配送・対応の早さ」「品揃えの良さ」「音楽CDや洋書の価格の安さ」のいずれかを挙げているという。富士通総研によれば、「検索の使いやすさ」「注文手続きの簡単さ」も評価されており、「評価されているのは、ネットショップとして基本的な要素。部分的に同じようなサービスを導入しているショップはいくつもあるが、それだけでは十分ではない」と分析している。


関連情報

URL
  インターネットショッピング調査報告書
  http://www.fri.fujitsu.com/cyber/report/shopping2004/
  調査概要(PDF)
  http://www.fri.fujitsu.com/cyber/report/shopping2004/2004digest.pdf


( 鷹木 創 )
2004/08/31 18:43

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