日本IBMは1日、ハードディスク内のデータを消去するソフトウェア「IBM Secure Data Disposal」を9月6日から提供すると発表した。対象となるのは「ThinkPad」「ThinkCentre」など日本IBM製のPCで、ソフトウェアは同社のWebサイトで無償配布される。
IBM Secure Data Disposalは、PCの廃棄・譲渡時などに、ハードディスクに記録されたデータを消去するソフトウェア。通常のファイル削除の操作では、データリカバリーソフトなどでデータが復元できる場合があるため、機密情報や個人情報などが漏洩する危険性があるが、このソフトウェアを利用することにより復旧不可能な状態での削除が可能となる。
利用方法としては、ダウンロードしたソフトウェアから実行用のCD-Rやフロッピーディスクを作成し、作成したディスクから起動して消去プログラムを実行することで、ハードディスク内のデータが削除される。削除レベルは社内などで利用者を変更する際に適した簡易レベルから、米国防省準拠の最高レベルまでの4段階となっている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ibm.com/news/jp/2004/09/09011.html
( 三柳英樹 )
2004/09/01 14:54
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