デンマークのセキュリティ企業Secuniaは2日、Windows用の圧縮・解凍ソフト「WinZip」に危険度“高”の脆弱性が存在すると発表した。対象となるバージョンはWinZip 3.x~9.xで、8月26日に公開された「WinZip 9.0 SR-1」でこの脆弱性は修正されている。
今回公表された脆弱性はバッファオーバーフローに関するもので、攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、任意のコードが実行されてしまう可能性がある。バージョン3以降のWinZipにこの脆弱性が存在するため、ユーザーには脆弱性を修正した最新バージョン「WinZip 9.0 SR-1」のインストールを推奨している。
日本でWinZipを販売しているピーアンドエーでは現在、WinZip 9.0J(日本語版)の販売と体験版の公開を休止している。これについてピーアンドエーでは、「WinZip 9.0J SR-1」として近日中に公開・販売を再開したいとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://secunia.com/advisories/12430/
WinZip 9.0 SR-1(英文)
http://www.winzip.com/wz90sr1.htm
WinZip 9.0J(ピーアンドエー)
http://www.panda.co.jp/winzip/
( 三柳英樹 )
2004/09/03 16:33
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