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ANA、iモード FeliCa端末やQRコードを利用した新サービス


「スマートeサービス」に対応した自動チェックイン機と、ANAキャンペーンキャラクターの伊東美咲
 全日本空輸(ANA)は9月8日、12月1日より施行する新サービス「スマートeサービス」の概要を発表した。同サービスは、インターネットや携帯電話によるチェックインや発券が可能で、FeliCa搭載iモード端末やQRコードに対応したチケットレスサービスとなる。

 今回発表された「スマートeサービス」は、12月1日より羽田空港第2ターミナルビル開業に伴うANA全機能の移転にあわせて施行されるもので、国内線航空券・搭乗券の代わりに非接触IC搭載の「ANAマイレージクラブ Edy カード」や携帯電話を利用して、チェックインカウンターに立ち寄ることなく搭乗手続きを完了できる。

 同サービスでは、搭乗当日出発20分前までに、パソコンまたは携帯電話のブラウザを使ってチェックインの手続きを行なえる。チェックインの際には携帯電話でも表示可能なシートマップの確認や座席を指定もできる。

 発券は、チェックイン完了後に空港内のスマートeサービス対応自動チェックイン機で行なう。自動チェックイン機はANAマイレージクラブ Edy カードやNTTドコモのiモード FeliCa端末に対応しており、端末ににかざすだけで発券ができる。また、QRコードにも対応しており、指定されたQRコードを携帯電話の画面に表示させ、端末にかざして発券することも可能。ANAによれば、非接触ICやQRコードの対応により発券時間を従来の50秒から約8秒に短縮できるという。

 また、同社では、空港内に非接触ICおよびQRコード対応の情報端末を設置。非接触IC搭載ANAマイレージカードを利用することで、Edyの残高確認や入金、蓄積マイルの確認やEdyへの還元ができるほか、携帯電話を利用することで目的地の観光情報などの情報を受け取ることができる。このほか、これまで空港内で確認する必要があった搭乗便のフライト情報をパソコンや携帯電話宛にメールで配信するサービスもあわせて開始する。

 スマートeサービス対応の自動チェックイン機は、12月1日以降、羽田空港第2ターミナルビルのANAチェックインカウンター付近、京浜急行空港線「羽田空港駅」に新設される第2ターミナルビル出口の改札外に設置されるほか、全国43空港にも設置するという。また、スマートeサービス開始に合わせて、従来の予約受け付けサービス「ANAチケットレスサービス」もサービスを拡大、ANA直営店や各旅行代理店でもチケットレスで予約を行なうことができる。そのほか、ANAの携帯電話向けWebサイト「ANA SKY MOBILE」も10月1日にリニューアルする。


携帯電話によるチェックインのイメージ。携帯電話場でも搭乗便の空席状況を確認できる 自動チェックイン機の非接触IC読み取りセンサーにiモード FeliCa端末かざすだけでチケットを発券できる QRコードで発券する際は、携帯電話の画面にQRコードを表示させて、専用のセンサーにかざすことで発券できる

「スマートeサービス」対応の情報端末も、自動チェックイン機同様にセンサーにかざすだけでマイルの確認や情報取得ができる 発表会では、12月1日より採用される新サービス「スーパーシートプレミア」も公開。料金体系も既存の「スーパーシート」から変更される また、2005年5月より採用される新ユニフォームも公開された。ANAによるとユニフォームの変更は15年ぶりだという。新ユニフォームを着た伊東美咲(中央)によれば「体にフィットして動きやすい」とのこと

関連情報

URL
  スマートeサービス
  http://www.ana.co.jp/haneda/e_service/
  全日本空輸(ANA)
  http://www.ana.co.jp/

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( 大久保有規彦 )
2004/09/08 19:04

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