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W3C、Webの音声合成記述言語「SSML 1.0」を勧告


 World Wide Web Consortium(W3C)は8日、音声合成記述言語「SSML(Speech Synthesis Markup Language)1.0」を勧告したと発表した。

 SSMLは、XML準拠のマークアップ言語で、すでに勧告されている「VoiceXML 2.0」や「SRGS(Speech Recognition Grammar Specification)」とともに、Webにおける音声入出力インターフェイスフレームワークの基盤となるもの。Webコンテンツ制作者はSSMLを用いることで、「発音や音量、調子など、音声合成に必要な要素をきめ細かくかつ適度に制御することが可能になる」という。

 例えば発音については、「1/2」という文字列は「半分」「2月1日」「1月2日」「2分の1」などの読み方が想定される。どう発音するかは捕捉的な文脈なしでは判断が難しいが、SSMLはこのような曖昧性を取り除くのに役立つとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.w3.org/2004/09/ssml-pressrelease
  SSML 1.0(英文)
  http://www.w3.org/TR/speech-synthesis/

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W3C、Webの音声制御を実現する仕様「VoiceXML 2.0」を勧告(2004/03/17)


( 永沢 茂 )
2004/09/09 19:53

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