米VeriSignは9日、同社のDNSサーバーに大規模な改良を加えたと発表した。新しいWebサイトを立ち上げる際にドメイン名を迅速に反映したり、ホスティングプロバイダーに変更があった場合のダウンタイムを大幅に短縮できるドメイン名管理方法を導入したという。
これまでVeriSignは「.com」と「.net」のためのDNSサーバーを1日2回レジストリデータベースから更新し、その情報を13のDNSサーバーに伝達していた。今回の改良によってこの更新間隔が数秒ごとに短縮されることになった。これにより、ドメイン名とDNSに変更があった場合でも数分間でDNSサーバーに変更が伝達されることになる。エンドユーザーが感じるダウンタイムが大幅に減少することになりそうだ。
ダウンタイムが許されないビジネスでのメリットに加えて、VeriSignではセキュリティ上のメリットも強調している。例えばDoS攻撃やWebサイトのダウンなどの深刻な事態にも、DNSデータに変更を加えることで迅速に対応することが可能になる。
この機能はレジストラに対して無償で提供される。VeriSignでは、レジストラやISPの反応は非常に好意的であると説明している。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.verisign.com/verisign-inc/news-and-events/news-archive/us-news-2004/page_015894.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/09/10 12:20
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