英ネットサービスのmmO2と放送事業を手がけるntlは、Nokiaやソニーなどと共同で、携帯電話をプラットフォームとしたテレビ放送の実験を2005年春からオックスフォードで開始すると発表した。
英国では初となる今回の携帯向け放送実験では、9つの電波中継所によりオックスフォード周辺約120平方キロをカバーし、mmO2の顧客500人が試験モニターとなる。試験モニターは、音楽やスポーツ、ニュース、コメディ、ドラマ、ドキュメンタリー、アニメ、専門チャンネルなど16チャンネルを受信できる。これには、インタラクティブゲームやショッピングチャンネルなどデジタル放送特有のサービスも含まれる。受信状況のほか、コンテンツの受信特性などについても情報収集を行なう。
端末は、テレビ電話機能が搭載された機種をNokiaやソニーなどが提供する。これはDVB-Hと呼ばれる仕様にもとづいたデバイスで、特にインターフェイスや電子商取引との相性など、モバイルテレビにふさわしい性能を備えているかどうかがテストされるという。また、第3世代ベースの携帯電話で提供される音楽や映像サービスを補完するものとしても期待されており、データサービスとコンテンツ、モバイルを融合する技術としての期待が高まっている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.mmo2.com/media/pr_040910.asp
( Gana Hiyoshi )
2004/09/14 16:19
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