マイクロソフトは、任意のコードが実行されるOfficeの脆弱性に関する修正プログラム「MS04-027」を公開した。Windows Updateサイトでダウンロードできる。Office 2003と、Service Pack(以下SP)3を適用したOffice XP/2000が対象となる。SP1を適用したOffice 2003はこの脆弱性の影響を受けない。
発表された脆弱性は、該当するOfficeシリーズの「WordPerfect 5.x コンバータ」の不具合によるもので、この脆弱性を悪用すると、管理者権限のユーザーがログオンしているPCを、悪意のある攻撃者によって完全にコントロールされてしまう可能性がある。
なお、脆弱性の原因になったWordPerfect 5.xコンバータは、カナダのソフトウェアメーカーであるCorel社のワープロソフト「WordPerfect」で作成したファイルを、Wordのファイル形式に変換するプログラム。このため、WordPerfect 5.x形式のファイルを開かなければ今回の脆弱性を回避可能だという。
関連情報
■URL
MS04-027
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS04-027.asp
絵でみるセキュリティ情報(MS04-027)
http://www.microsoft.com/japan/security/security_bulletins/MS04-027e.asp
Office Update
http://office.microsoft.com/ja-jp/officeupdate/
( 鷹木 創 )
2004/09/15 11:27
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