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インターコム、既存のFAX機が利用できるインターネットFAX製品を発売


 インターコムは15日、既存のFAX機でインターネット経由でのFAX送受信を可能とする企業向け製品「まいと~く IP-FAX Server」を10月18日に出荷を開始すると発表した。主に通信事業者や販売会社経由での販売となり、価格はオープンプライスで、実勢価格は20万円程度となる見通し。

 まいと~く IP-FAX Serverは、既存のFAX機を接続する専用装置「コールナンバーユニット」と、FAXの送受信を管理するサーバーソフトウェア、PC用FAXクライアントソフトから構成される。インターネット経由でFAXを送信するには、送信側と受信側の両方にまいと~く IP-FAX Serverを導入する必要がある。

 利用形態としては、電話番号の先頭に「*」などの特番を付けてFAX機から送信すると、インターネット経由での送信と解釈され、送信側のコールナンバーユニットがFAXの音声信号を画像データに変換し、相手側のサーバーに電子メールとして送信する。受け取ったサーバーは、コールナンバーユニット経由でFAX機に電話をかけ、FAXとして出力する仕組みとなる。また、PCからは専用クライアント「まいと~く IP-FAX Client」によりIP-FAX Server相手へのFAX送信が可能となる。

 相手側に複数のFAXがある場合でも内線番号に応じたFAXへの送信が可能で、相手先に届かなかった場合のエラー通知や、確実に相手に送られたかをチェックする自動送達確認機能、送信日時や送信先などの通信結果の保存機能などを備える。また、FAXデータは暗号化して送信するため、企業での受発注伝票や見積書などの業務にも安心して利用できるとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.intercom.co.jp/news/release/040915_ip-fax.html


( 三柳英樹 )
2004/09/16 13:13

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