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米Microsoft、Download Centerで“海賊版Windows”のチェック機能


 米Microsoftは、使用しているWindowsが正規のものか海賊版かをチェックする機能「Windows Genuine Advantage」の試験提供を開始した。英語版の「Download Center」で「Windows Media Player 9」など特定のソフトをダウンロードする際に、ActiveXによってチェックされる。

 Windows Genuine Advantageは、OSのバージョンやプロダクトキー、BIOS、PCメーカー名などの情報を識別し、使用しているWindowsが正規に購入したものか、不正にコピーされた海賊版かどうかをチェックする機能。Windows XP/2000/Me/98SE向けの「Windows Media Player 9 Series」、Windows XP向けの「Windows Messenger 4.7」、Windows XP SP2への自動アップデートを遮断するツール「Toolkit to Temporarily Block Delivery of Windows XP SP2 to a PC Through Automatic Updates and Windows」といったソフトのダウンロード時にチェックする仕組だ。

 ただし、現時点ではチェックを受け入れるかどうか、ユーザー側で選択可能。また、使用しているWindowsが海賊版であることが判明した場合でも、ただちにWindowsが使用できなくなるということではない。手に入れた海賊版の入手経路についても、Webサイト「Report Piracy Now」で自己申告することになる。

 Microsoftによれば、Windows XPにおけるアクティベーションとの違いについて、「アクティベーションは必須項目だが、『Windows Genuine Advantage』は、現時点では“推奨”だ」という。しかし、「今後は、クライアントPC向けのWindows XP/2000については、必須項目になるはずだ」としている。


関連情報

URL
  Microsoft Download Center(英文)
  http://microsoft.com/downloads/
  「Windows Genuine Advantage」の概要(英文)
  http://www.microsoft.com/genuine/downloads/WhyValidate.aspx
  Report Piracy Now(英文)
  http://www.microsoft.com/genuine/downloads/Report.aspx


( 鷹木 創 )
2004/09/21 15:28

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