調査会社のIDCが20日に発表した調査結果によると、2003年におけるセキュリティ関連ソフトウェアの欧州市場は、前年に比べて伸び率が鈍化していたことがわかった。2002年は同時多発テロの影響でセキュリティ関連に投資する企業が増加し、市場規模も25%という伸びを示したが、2003年は17%だった。
2003年の欧州におけるセキュリティ関連市場の売上は25億ドルに達した。セキュリティ関連への支出は根強く、市場規模も堅調に推移しているが、2003年は明らかに支出を慎重に行なう傾向が見られはじめたとしている。買い手である企業側には今でもセキュリティ関連ソフトウェアが必要との認識はあるものの、売り手側が製品の十分な説明を行なっておらず、情報が浸透していないというのが現状。従って、潜在的な需要ほどは市場は伸びていないという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=pr2004_09_20_062631
( Gana Hiyoshi )
2004/09/21 18:09
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