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米Ask Jeeves、ログイン不要のパーソナル検索など大幅な機能強化 |
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MyJeevesは、Ask Jeevesの検索結果ページにおいて各リンクの側に表示される「Save」をクリックすると、その内容が保存されるというシンプルなものだ。調べものをしている際に興味のあるリンクを片っ端から保存しておけば、その後でMyJeevesページに移ってそれらをフォルダごとに整理し、内容についてメモを加えることができる。情報管理ツール的な使い方ができるほか、選択したURLをまとめてメールで送信して友人と共有することも可能だ。デフォルトで1,000URLまで保存できるが、その内容全体をMyJeevesを通して検索することも可能なため、ある意味で自分専用のサーチインデックスともいえる。 MyJeevesはCookieを使用してサービスを提供しているため、ログインする必要がないことも利便性を増している理由の1つだ。しかし、自宅と職場など複数の場所からMyJeevesを使いたい場合には、メールアドレスとパスワードを登録することでプライバシーを守ることもできる。この場合、ユーザーに与えられるデータ保存容量が通常の1,000URL以上に増加すると説明されている。
MyJeeves以外の改良点としては、地域限定の検索結果を表示するためのローカルサーチ機能を向上させた。この分野で評価の高い米CitySearchと8月に提携し、その地域情報インデックスがAsk Jeevesに含まれるようになった。さらに、Topix.netとの提携により地元ニュースが提供されるようになった。 Ask Jeevesのサーチエンジンのコア技術であるTeomaはバージョン3.0にアップグレードした。検索結果ランキングの精度が向上したうえに、インデックスの頻度を上げたことによってニュースなどのより新鮮な情報が入手できるようになった。また、インデックス量も増やし、英語圏だけで20億ページに達した。2004年終わりまでに25億ページを超える予定だという。なお、日本ではアスクジーブスジャパンによる「Ask.jp」のベータテストが行なわれているが、Teoma 3.0はアジア系言語のダブルバイトコードに対応する初めてのインデックスとなった。 さらに今回、Ask Jeevesはデスクトップ検索製品を2004年第4四半期に発表する予定であることも明らかにした。これは、同社が6月にTukaroo社を買収したことでリリースが注目されていた製品と思われ、PCの中の情報を瞬時に検索できる製品が提供されるものと考えられる。 関連情報 ■URL Ask Jeeves（英文） http://www.ask.com/ ニュースリリース（英文） http://www.irconnect.com/askjinc/pages/news_releases.html?d=64162 ■関連記事 ・ 米Ask Jeeves、検索結果のリンク先ページをクリックせずに表示する機能（2004/06/22） ・ 米Teomaのアルゴリズムを採用したWeb検索サイト「Ask.jp」のベータ版（2004/08/24） ・ 米Ask Jeeves、デスクトップ検索技術ベンチャーの米Tukarooを買収（2004/06/10）
（ 青木大我 taiga@scientist.com ）
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