ネットレイティングスは27日、インターネット利用動向調査「Nielsen//NetRatings」の2004年8月における結果を発表した。プロ野球参入表明で話題となっているライブドアが運営するWebサイトで、訪問者が急増していることがわかった。
調査によると、8月1日から31日までの間に家庭のPCからライブドアのWebサイトにアクセスした人は重複を除いて513万5,000人だった。5、6月には200万人台半ばを推移していたが、7月になって392万1,000人に急増。さらに8月になっても100万人以上増加し、500万人を突破した。
ネットレイティングスによると、今回の利用者急増はブログサービスの拡大と、6月に買収した掲示板サイト「JBBS@したらば」の統合に支えられているという。個々のサイト別に見た8月の利用者数は、「livedoor Blog」が最も多く288万8,000人で、次いで「ライブドア したらば」が151万3,000人だった。livedoorのトップページは60万6,000人で3位に止まっている。
なお、ライブドアのWebサイトの全訪問者のうち3%強にあたる17万8,000人が同社の会社概要サイトを訪れていることがわかった。その流入元の7割が「Yahoo!検索」から、次いで「Yahoo!ニュース」からとなっており、プロ野球への参入報道が影響しているようだとしている。ネットレイティングスの萩原雅之代表取締役社長兼チーフアナリストは、「ライブドアの一般ネットユーザーへの浸透度はまだまだ低いと言われているが、一連の報道で獲得した高い知名度と他社に先駆けたブログサービス、人気コンテンツの統合により、同社運営Webサイトの利用者数は今後も着実に増加していくと思われる」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease09272004_J.pdf
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( 永沢 茂 )
2004/09/27 19:36
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