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今回試作されたFOMA用燃料電池
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NTTドコモは、富士通研究所と協力して、FOMA端末で利用可能なクレードル型の燃料電池を試作した。
同社では、多機能化が進むとともに消費電力が増加する傾向にある現状の携帯電話の流れにおいて、次世代のバッテリーとして小型の燃料電池開発に取り組んできた。今回試作された燃料電池は、富士通研究所に委託して共同制作されたもの。クレードル型の筐体は、本体部とカートリッジ部に分かれている。燃料は濃度30%のメタノールを採用し、カートリッジ容量は18ccとなっている。
大きさは152×57×16mm(高×幅×厚)で、重さは190g。今秋を目処に投入されるFOMA端末全機種対応の共通充電器の仕様に準拠しており、1台でFOMA全機種に充電できる。
ドコモでは2005年度末を目処に開発を終え、商用化にこぎつけたい考え。その際は、今回開発された試作品と同じく、端末に接続する外部電池になるとのことだが、現在のリチウムイオンバッテリーのように端末へ内蔵できる燃料電池の開発も進めていく。
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背面
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FOMA端末に装着したところ
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew0930.html
関連記事:KDDI、日立・東芝と協力して携帯向け燃料電池開発へ[ケータイWatch]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/19699.html
( 関口 聖 )
2004/09/30 18:57
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