米Microsoftは5日、同社が研究している次世代検索技術の改良版である「MSN Search Technology Preview 2」を実験的に公開した。これは、同社の実験技術を公開するWebサイト「Sandbox」で公開されたもので、現在は米国版しか公開されていない。近々他の言語版も公開される予定だとしている。
MSN Search Technology Previewは以前に一度公開されたが、さらに改良を加えるために公開を停止すると予告の上、取り下げられていた。Microsoftはベータ版のままで公開しておくつもりはないようだ。今回はその2回目のテストという位置付けとなる。
Microsoftでは精力的に新しい検索技術を開発しており、このサーチエンジンにもその技術が反映されている。今回の改良点として説明されているのは、検索インデックスが拡大してさらに多くのドメインからのデータを取得していること、適切な検索結果が得られるように改良したこと、それぞれのページのキャッシュデータを蓄えていること、スペルチェッカーの強化、ユーザーインターフェイスの改善である。ページ全体はテキスト重視の画面となっており、検索結果の表示方法は見やすくなった印象がある。
このプレビューはテスト段階にあるため、現在でも断続的にアクセスできなくなることがあるが、新しいMSN Searchが公開された時には大きな影響力を持つことが考えられるだけに注目度は高い。
関連情報
■URL
MSN Sandbox(英文)
http://sandbox.msn.com/
MSN Search Technology Preview 2(英文)
http://techpreview.search.msn.com/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/10/05 11:56
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