米Slashdotは5日、政治に関するニュースと評論を扱う「politics.slashdot.org」を立ち上げ、Slashdotの正式な議題として“政治”を扱うこと決定をしたと発表した。
1997年に設立されたSlashdotは、主にオープンソース技術やIT技術などを扱っており、欧米最大のテクノロジー関連ブログおよび掲示板として多くの利用者がいるが、設立から7年目で運用方針に大きな変更が加わったことになる。
政治セクションのトップには、米国の国旗をあしらったSlashdotのロゴと、その下に「オタクのための政治。あなたの1票が重要です」とのキャッチコピーがある。「オタクのためのニュース」をキャッチコピーにしてきたテクノロジーブログをなぞったものだ。このサイトでは、情報に極めて敏感とされるSlashdotの利用者が、メディアで十分な扱いを受けていないと感じた政治ニュースや新聞記事などを積極的に取り上げて掲示板で議論を進めるのが目的となっている。
運用方針の変更についてSlashdotの創業者でディレクターでもあるRob Malda氏は、「Slashdotは歴史的に、オタクのためのニュースという伝統的な議題に直接関係ある場合にのみ政治を扱うことができた。politics.slashdot.orgを作ったことによって、非常に活発な掲示板を特に選挙のために用いることができるようになる」とコメントした。
関連情報
■URL
米Slashdotの運営元である米OSTGのニュースリリース(英文、PDF)
http://www.ostg.com/pdfs/politics.slashdot_PR_final.pdf
politics.slashdot.org(英文)
http://politics.slashdot.org/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/10/06 13:15
- ページの先頭へ-
|