東芝は、同社のHDD搭載DVDレコーダ「RD」シリーズに、外部からの不正アクセスにより“踏み台”にされる危険性があると警告した。対象は「RD-XS40」「RD-X3」「RD-XS31」「RD-XS41」「RD-XS41KJ-CH869」「RD-X4」「RD-X4EX」「RD-XS43」「RD-XS53」「RD-XS34」といった「ネットdeナビ」対応の10機種。該当機種のセキュリティ設定を初期状態の「なし」から「あり」に変更するよう呼びかけている。
東芝によるとネットdeナビ対応のRDシリーズでは初期状態で、外部からユーザー名やパスワードの入力不要でアクセスできる設定になっている。そのため、外出先からDVDレコーダにアクセスできるようルータの設定を変更している場合などでは、不特定のPCから不正にアクセスされ、RDシリーズをプロキシサーバーとして経由し、コメントスパムなどのデータを送信させられてしまう可能性があるという。
東芝は対策として、ソフトを最新版にバージョンアップすることとセキュリティ設定を「あり」に変更することを呼びかけている。セキュリティ設定を「あり」にすることで、外部からアクセスする際にユーザー名とパスワードの入力が必要になり、不正アクセスを防げるようになる。
なお、インターネットに接続したDVDレコーダが直接グローバルIPアドレスを取得している場合や、ADSLやFTTH、CATVのモデムに直接接続している場合、それらのモデムにハブを経由して接続している場合においても外部からのアクセスが可能になるため、セキュリティ設定の変更が必要だ。
東芝ではセキュリティ設定について、「従来機種では初期状態で無効になっていたが、今後発売する機種に関しては、有効以外に設定できないように変更する」としている。
関連情報
■URL
セキュリティ設定のお願い
http://www.rd-style.com/support/info/security/security.htm
( 鷹木 創 )
2004/10/06 17:26
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