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日本テレコム、「おとくライン」で最安値を保証するキャンペーン


日本テレコムの宮川潤一取締役
 日本テレコムは、12月から開始する固定電話サービス「おとくライン」で「おとく保証キャンペーン」を実施すると発表した。「Aプラン」「Bプラン」の料金体系のうち、全国一律の通話料が設定されているBプランを12月までに申し込んだ利用者が対象で、これまで申し込んだ利用者も対象になる。キャンペーンの申し込みは8日から受け付ける。

 おとく保証キャンペーンは、おとくラインの利用開始から3年間にわたり、NTT東日本とNTT西日本、KDDIが提供する固定電話の通話料より、必ず安い料金を自動的に設定するというもの。毎月末日時点で、NTT東西とKDDIの通話料をおとくプランと比較。国内固定電話の各料金プランにおいて、他社より0.1円以上安い料金を翌々月以降の通話料として設定する。また、日本テレコム交換機工事費(1,050円)や回線新設時工事費等部分(1,050円あるいは5,040円)なども無料になる。

 今回のキャンペーンに合わせて、住宅向けと事務所向けのアナログ回線両方の国内通話料金区分をプラン1とプラン2に分割し、通話料を改定。住宅向けの通話料(3分間)は、プラン1の市内通話が8.295円、県内市外通話が8.82円、県外通話が15.645円。市内通話と県内市外通話が同一料金で利用できるプラン2では月額105円の定額料が必要だが県内通話が7.77円、県外通話が15.645円となる。

 いずれも、NTT東西の新料金プランやKDDIの「メタルプラス」よりも低い料金設定で、「しかも、他社が値下げしても自動的に料金を引き下げ、最安値を保証する。おとくラインという名前に恥じないキャンペーンだ」(日本テレコムの宮川潤一取締役)という。

 記者発表会では、通話料の自動引き下げについて独占禁止法の不当廉売にあたるのではないかとの指摘もあった。これに対して日本テレコムでは、「料金の引き下げは弁護士と協議して決定した。不当廉売には当たらない」と回答。宮川氏は「最安値はBBフォンの水準までを想定。事業継続できないほどの値下げはしない」としている。

 発表会ではこのほか、NTTとMDFの共同利用について協議していることなどが明らかにされた。この協議が締結されれば、おとくライン上でYahoo! BBだけでなく、アッカやイー・アクセスのADSLサービス、NTT東西のフレッツ・ADSLが利用できるようになるという。宮川氏によれば、「12月にはNTTから最終的な回答を得られるはずだ」としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.japan-telecom.co.jp/newsrelease/2004/oct/nr041007/nr_fs.html

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( 鷹木 創 )
2004/10/07 19:44

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