ネットレイティングスは26日、2004年9月度のインターネット利用動向調査結果を発表した。グーグルが9月1日に提供を開始したサービス「Googleニュース日本語版」の利用状況がとりまとめられている。
同調査は、ネットレイティングスが提供するインターネット利用動向調査サービス「Nielsen//NetRatings」における、家庭のPCからのアクセスを調べたデータに基づいたもの。これによると、9月にGoogleニュース日本語版を利用した人は102万7,000人で、国内のインターネット利用者の2.8%が利用したことになるという。すでにGoogleニュースを開始していた国の中では米国の313万2,000人に次ぐ規模で、利用率では米国の2.3%を上回っている。
Googleニュースにリンクされているニュースの中で最も多く読まれたのは「NIKKEI NET」の記事で、Googleニュースの利用者の14.0%がNIKKEI NETに流入していた。流入率は以下、「asahi.com」が12.9%、「nikkansports.com」が8.5%、「デイリースポーツonline」が5.8%、「ロイター」が5.4%と続いている。
また、流入率が4.4%で8位に入っている「河北新報」は、9月の全訪問者22万4,000人のうち21%がGoogleニュース経由だったことがわかった。ネットレイティングスでは、ブロック紙や地方紙のWebサイトのアクセス増加にGoogleニュースが貢献したとしている。このほか、ロイターについても9月の利用者の36%がGoogleニュース経由で占められ、両サイトへのアクセスを伸ばす原動力になったとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease10262004_j.pdf
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・ 「Googleニュース」が日本でもスタート~ニュースソースは600サイト以上(2004/09/01)
( 永沢 茂 )
2004/10/26 15:57
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