米Symantecは、メールおよびP2P型ファイル共有ソフトによって感染するウイルス「W32.Mydoom.AG@mm」(以下、Mydoom.AG)を、危険度“2”で警告した。感染力は“高”となっている。
Mydoom.AGは独自のSMTPエンジンを持ち、感染したPCから収集したメールアドレスに自分自身を添付して感染を拡大するウイルス。また、KazaaやeDonkeyといったP2P型ファイル共有ソフトの共有フォルダにも自分自身をコピーし、感染を試みる。
感染したPCに対しては、ファイヤーウォールやウイルス対策ソフトなどが含まれる複数の起動プロセスを停止させるほか、hostsファイルを書き換えてSymantecやMcAfeeなどのサイトにアクセスできないようにする。
感染してしまった場合は、「システムの復元オプション」を無効にした後、最新のウイルス定義ファイルを使ってスキャンし、「Mydoom.AG」として検出されたファイルを全て削除する。また、ウイルスによって改変されたレジストリ情報も変更する必要がある。
関連情報
■URL
Mydoom.AG
http://www.symantec.co.jp/region/jp/avcenter/venc/data/jp-w32.mydoom.ag@mm.html
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( 三柳英樹 )
2004/10/27 14:01
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