ノルウェーのOpera Softwareは26日、Webブラウザ「Opera」バージョン7.60のテクニカルプレビュー2をリリースした。ダイアログボックスの脆弱性に関する修正などが主な変更点。Windows版とUNIX版がリリースされており、Macintosh版は現時点ではリリースされていない。
今回リリースされたテクニカルプレビュー2では、デンマークのセキュリティベンダーSecuniaが10月20日に発表した、タブ機能を悪用したダイアログボックスの脆弱性を修正。この脆弱性は、異なるタブのJavaScriptによるダイアログボックスが、別のタブの画面の上に表示されてしまうという問題。これにより、正規のサイトのパスワード入力などに偽装したダイアログボックスを表示させ、フィッシング詐欺などに悪用される危険性が指摘されている。
脆弱性の修正のほかには、初期状態ではポップアップウィンドウがブロックされる仕様に変更されたほか、メニュー構成の見直しが行なわれるなどの変更が行なわれている。
関連情報
■URL
Opera 7.60 for Windows Technical Preview 2(英文)
http://snapshot.opera.com/windows/w760p2.html
Opera 7.60 for UNIX Technical Preview 2(英文)
http://snapshot.opera.com/unix/u760p2.html
■関連記事
・ Mozilla、Operaなど多くのブラウザにダイアログボックス偽装の脆弱性(2004/10/21)
( 三柳英樹 )
2004/10/27 18:08
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