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楽天とTSUTAYAのポイント相互交換、11月にスタート~交換比率は1対1


楽天の三木谷浩史代表取締役社長兼会長(左)と、CCCの増田宗昭代表取締役社長
 楽天とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、楽天の「楽天スーパーポイント」とCCCがフランチャイズ展開するTSUTAYAの「ティーポイント」の相互交換を11月1日から開始すると発表した。

 今回開始する相互交換のポイント比率は1対1の等価交換。各ポイントサービスとも1,000ポイント以上、100ポイント単位で交換可能だ。両社では、11月1日の交換開始から3カ月間はテストマーケティングを実施し、その後長期的なスキームを決定するという。

 なお、ティーポイントはTSUTAYA店舗の会員1,863万人を対象にしたポイントサービス。TSUTAYAの1,151ある全店舗やWebサイト「TSUTAYA online」でポイントの利用や貯蓄が可能なほか、コンビニエンスストアのローソン、ガソリンスタンドのENEOS、DTPショップの55ステーション、カメラのキタムラなどでポイントを貯められる。一方の楽天スーパーポイントは、楽天会員700万人を対象にしたポイントサービス。「楽天市場」での買い物、宿泊予約などのサービスでポイントの貯蓄や利用ができる。

 ティーポイントにとっては外部ポイントサービスとの相互交換は初の試みだという。楽天スーパーポイントでは「ANA マイレージクラブ」に続き2社目。両社では、「全国22,300店の実店舗で貯められるティーポイントと、インターネット上で貯められる楽天スーパーポイントが交換できることにより、あらゆる生活シーンで一括してポイントを貯められるようになる」と利点を強調した。

 CCCの増田宗昭代表取締役社長は、TSUTAYAについて「店舗の95%がロードサイドで、利用者には20代の若者が多いことが特徴」とコメント。一方、楽天市場は「30代~40代の利用者が中心だ」(楽天の三木谷浩史代表取締役社長兼会長)といい、提携によって相互に補完作用が見込めるという。

 増田氏は、「ポイントの相互交換にポテンシャルがあることはわかっているが、実際にやってみなくてはわからないことも多いので、現在のところ今後については未定」とした上で、「TSUTAYAのフランチャイズオーナーにも野球好きは多い。楽天が本拠地として申請している仙台を含め東北には90店舗のTSUTAYA、130万人の会員がいる。楽天のプロ野球参入が正式に決定すれば、応援することになると思う」とコメント。「参入が正式に決まったら、『TSUTAYAでDVDをレンタルして楽天イーグルスを応援しに行こう』というポイントを利用したキャンペーンを実施するかもしれない」と具体案にも触れた。


サービスイメージ ポイントを貯められる店舗数はあわせて5万店舗以上になるという

関連情報

URL
  楽天
  http://www.rakuten.co.jp/
  カルチュア・コンビニエンス・クラブ
  http://www.ccc.co.jp/

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楽天とANAが提携~7月からポイントの相互交換が可能に(2004/03/25)


( 鷹木 創 )
2004/10/28 17:15

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