NTT東日本は29日、総務省が実施する「平成16年度総務省IPv6移行実証実験」に11月1日から参加すると発表した。実験期間は2005年3月15日までで、実験エリアは首都圏5拠点を予定している。
総務省が行なうIPv6移行実証実験は、IPv4からIPv6への円滑な移行を目的として、自治体、大企業、中小事業所、家庭などの各分野でIPv6を普及させるために効果的なソリューションを検証するもの。NTT東日本では、実験のアクセス網の分野を担当し、固定アクセス網におけるIPv6の活用などを検証する。
実験では、NTT東日本のフレッツサービスの上に、IPv6環境をトンネリングにより構築し、複数の接続先に同時に接続するための方式の検討などを行なう。同じ実験に参加するNTTコミュニケーションズなどの実験ネットワークを経由したIPv6によるインターネット接続のほか、地域アクセス網を通じた企業イントラネットへの接続など、複数の接続先に対してIPv6による接続環境を提供する。
NTT東日本では実験により、複数の接続先に同時に接続するための方式や、新しい接続モデルを活かした新サービス、PCやネット家電など多様な機器をIPネットワークに接続するための対策などを検討していくとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0410/041029a.html
( 三柳英樹 )
2004/10/29 17:49
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