アップルコンピュータは5日、Mac OS X 10.3.5用の最新アップデート「Mac OS X Update 10.3.6」の配布を開始した。Webブラウザ「Safari」のタイムアウトの仕様が変更されるなどの改良のほか、単体ですでに提供していたセキュリティ修正プログラムも含まれている。Mac OS Xの「ソフトウェア・アップデート」機能または同社Webサイトより入手できる。
10.3.6ではまず、ドライブ名に非ASCII文字が含まれる場合にSafariがWebページを正しく読み込まない場合がある問題を解決した。同じくSafariにおいて、Webページへの接続やフォームの送信を試みる際に60秒でタイムアウトしてしまう点も改良。キャンセルしない限り、接続を試みるようになった。このほか、ファイル共有機能の改良やグラフィックドライバのアップデートなどが行なわれている。
なお、Mac OS X 10.3.5用のアップデートプログラムのほか、Mac OS X 10.3~1.3.4を10.3.6にアップデートする「Mac OS X Combined Update 10.3.6」も用意されている。また、サーバー版についても、Mac OS X Server 10.3.5用の「Mac OS X Server Update 10.3.6」、Mac OS X 10.3~1.3.4用の「Mac OS X Server Combined Update 10.3.6」も同じく5日から配布されている。サーバー版では、Active Directoryとの相互運用性やWIndowsクライアントとの互換性の強化などが図られた。
関連情報
■URL
ダウンロードサイト
http://www.apple.com/jp/ftp-info/
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( 永沢 茂 )
2004/11/08 15:29
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