NTT東西は、1Gbpsのアクセス回線を利用したBフレッツ新プランを提供する方針を明らかにした。あわせて1Gbps対応の新プラン向けに提供を予定する0AB~J番号対応の戸建て向けIP電話サービスについて、11月9日に総務省へ活用業務の認可申請を行なった。
NTT東西が予定する1GbpsのBフレッツ新プランは、NTT東日本の「ニューファミリータイプ」、NTT西日本の「ファミリー100タイプ」と同様、アクセス回線を複数ユーザーで共有するシェアドアクセス方式を採用する。すでに1Gbps対応のFTTHサービス「Yahoo! BB 光」を発表しているソフトバンクBBも、このシェアドアクセス方式を利用している。
NTT西日本では1Gbpsの新サービスを「ファミリー100タイプ」とは異なる戸建て向けの新プランとして提供する予定。NTT東日本もBフレッツの新サービスとして提供する予定だが、プランの詳細は未定としている。
0AB~J番号の戸建て向けIP電話サービスは、NTT東西ともに1GbpsのBフレッツ新プラン向けに提供する予定。一般加入電話や国際電話、携帯電話・PHSに通話できるほか、110や119といった緊急通報にも対応が可能。すでにNTT東西の固定電話を利用している場合は電話番号の同番移行も可能で、ナンバーディスプレイやキャッチホンといった付加サービスも用意されている。なお、0AB~J番号対応のIP電話サービスはBフレッツ・マンションタイプや法人向けサービスではすでに提供されている。
NTT東西では活用業務の認可を受けたのち、政令指定都市を中心に戸建て向けのIP電話サービスを開始する予定。NTT東日本では2005年1月に東京23区から、NTT西日本は2005年4月から大阪府及および政令指定都市の一部でサービスを開始する予定としている。このIP電話サービスは1GbpsのBフレッツ向けに提供されるため、1GbpsのBフレッツ新サービスもこの時期までにサービスが提供される見込み。
関連情報
■URL
ニュースリリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0411/041109.html
ニュースリリース(NTT西日本)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0411/041109.html
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( 甲斐祐樹 )
2004/11/09 19:45
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