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楽天、第3四半期決算を発表。三木谷社長「野球参入効果を実感」


決算発表を行なう楽天の三木谷浩史社長
 楽天は11日、2004年度第3四半期(2004年7月〜9月)決算を発表した。売上高は110億7,000万円(前年同期比162.8%増)、営業利益は33億2,000万円(前年同期比209.2%増)となっている。同日行なわれた記者会見では、三木谷浩史社長が「すでに野球参入による効果が感じられる」として、報道後と参入決定後にWebのページビューが大きく増加したことや、楽天市場の流通総額が高い伸びを示していることなどを紹介。球団を持つことによる広告効果は120億円〜350億円になるとの試算を示した。

 事業別の売上高は、EC事業が51億4,000万円、ポータル・メディア事業が14億8,000万円、トラベル・エンターテイメント事業が16億6,000万円と、いずれも前期(4月〜6月)に比べて増収増益となっているが、金融事業については30億4,000万円と前期に比べて13.7%の減少となっている。

 EC事業については楽天市場を中心として流通総額が増加しており、新規出店数も第3四半期では1,389店舗と大きく伸ばし、10月には出店数が10,000店舗に達したと発表している。また、携帯電話を利用した「ケータイ版楽天市場」も順調に伸びており、第3四半期の流通総額が22億9,100万円(前期比25.9%増)に達している。

 ポータル・メディア事業では、infoseekなどで提供しているコンテンツやサービスの収益管理を徹底することで収益性を改善。トラベル・エンターテイメント事業では、「楽天トラベル」と「旅の窓口」を統合するとともに、全日空との連携や電話による宿泊予約センターの開設などを行なっている。

 金融事業については、楽天証券で取引手数料を引き下げたことなどから、営業収益や経常利益がいずれも前期比で減少となっている。一方で、新規口座開設者が20代〜30代を中心に伸びており、アンケートでも「楽天のサイトを見て」口座を開設したと回答した顧客が増えているなど、ブランド統合による効果が発揮され始めたとしている。また、今後は9月に買収したカードローン会社「あおぞらカード」について、11月29日に社名を「楽天クレジット」に変更し、楽天グループとの相乗効果を高めていきたいとしている。

 野球球団については、三木谷社長は楽天IDやページビュー、流通総額などの伸びでプロ野球参入による効果をすでに実感していると語った。経営的には最大で20億円程度の赤字を予想しているとしながらも、今後はマーケティングを強化していこうと考えていたため、費用としては予定の範囲内であるとした。また、野球球団を活用した新しいビジネスについては、「奇抜なビジネスモデルは考えていない」(三木谷社長)として、試合のネット配信や携帯電話向けコンテンツの展開など「他球団でもすでに実施している内容について、よりうまく展開していきたい」と語った。


プロ野球参入による効果 プロ野球参入によりページビューも増加

関連情報

URL
  楽天(決算説明会について)
  http://www.rakuten.co.jp/info/ir/meeting/index.html

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( 三柳英樹 )
2004/11/11 19:33

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