米調査会社のMETA Groupがこのほど発表した調査結果によると、インスタントメッセンジャー(IM)はプライベート目的では頻繁に利用されているものの、ビジネス目的での利用は少ないことがわかった。
今回の調査は、国際的な大手企業300社を対象に行なわれたもの。それによると、IMは家庭内での利用はまだ少なく、オフィスで多く利用されているとの結果が得られたが、オフィスでの利用は57%がプライベート目的であるとの回答だった。一方、家庭での利用目的は、逆に56%がビジネス目的であると回答している。リアルタイム性が武器のIMだが、企業側にとってはあまり好ましくない利用実態が明るみに出た格好だ。
電話については3%、メールについては5%の企業が私的利用を禁止していたのに対して、IMについては16%の企業がそもそも使用を厳禁としていた。ただし、IMについてはポリシーなしと回答した企業も35%も存在した。
META Groupでは、IMがビジネスツールとして2008年頃までには定着すると見る一方で、現状の企業の認識の甘さを指摘。今後、利用方法や管理方法を検討すべきと忠告している。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://domino.metagroup.com/pressHome.nsf/(webPressRelease)/A32015211DFDE51E85256F3B00694E60
( Gana Hiyoshi )
2004/11/15 21:40
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