米LimeWireは17日、Gnutellaプロトコルを利用したファイル交換ソフトの新バージョン「LimeWire 4.2」を発表した。
新バージョンでは、ファイアウォールの中からでもファイル交換できることが大きな特徴だという。LimeWireでは、「現在、ユーザーの50%がファイアウォールの中にいる。この新機能によって、ネットワーク内のコンテンツ数が著しく増加するだろう」と期待を表明している。
ファイル交換ソフトでは有用なファイルが交換されることがある一方で、違法なコンテンツの流通が依然として多い。企業などの組織はこれまで、ファイアウォールなどを使って違法なネットワークの使用を制限できた側面があったが、こうした新技術の登場によって管理者はこれまで以上に注意する必要に迫られる。
そのほかの機能向上としては、ネットワーク接続で最大4倍の高速化、Windows環境でのiTunesとの統合、OGG形式をサポートした新しいMP3プレーヤーなどがある。
LimeWire 4.2は、「LimeWire Basic 4.2.2」が無料ダウンロード可能。Windows XP/2000/Me/NT/98/95、Mac OS X、Linuxなどに対応しており、Windows用については日本語などにも対応した国際化版も用意されている。そのほか、高速ダウンロード機能などを追加した有料の「LimeWire PRO」が18.88ドルで販売されている。
関連情報
■URL
LimeWire
http://www.limewire.com/japanese
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/11/18 13:49
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