エムトゥエックスは18日、同社従業員のPCが盗難に遭い、PCの中にIP電話サービス「M2X TaRaBa」の顧客情報が含まれていたことを明らかにした。顧客情報にはカード番号は含まれておらず、盗難に遭ったPCにはパスワードが設定してあったということだが、ユーザーには不審な問い合わせがあった場合には同社に連絡を取るよう呼びかけている。
今回の事件は17日の午後4時頃、エムトゥエックスの従業員がJR総武線内でPCの入った鞄を置き引きに遭ったもの。このPCの中には、キャンペーンなどで利用した顧客リストがメールの添付ファイルとして保存されていることが判明したため、18日に警察に盗難を届けるとともに、ユーザーに対して経緯を説明したメールを送付したという。
対象となった顧客は100人程度で、顧客リストの内容はユーザーの氏名、住所、メールアドレスでクレジットカード情報は含まれていない。
エムトゥエックスでは、顧客情報を狙った盗難であるとは考えにくく、PC(Windows XP)にもパスワードが設定されているため、現時点では情報が外部に流出したことは確認していないという。ただし、今後情報が流出する可能性もあるため、ユーザーに注意を呼びかけている。エムトゥエックスでは、直接電話やメールでパスワードやカード情報などを尋ねることはなく、こうした不審な問い合わせが発生した場合には、その場で回答せずに同社まで連絡してほしいとしている。
関連情報
■URL
エムトゥエックス
http://www.m2x.jp/
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( 三柳英樹 )
2004/11/19 14:07
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