米Googleは、同社が配布している「Google Deskbar」を高度にカスタマイズするための「Google Deskbar API」を公開した。Google Deskbarは、Windowsのタスクバーに常駐し、Webブラウザを開かなくてもGoogleで検索できる小さなアプリケーション。今回公開されたAPIを使ってプラグインを開発することで、検索以外のさまざま用途にGoogle Deskbarを活用できるようになるという。
Google Deskbar APIを使用するためには、Google Deskbarプラグイン開発キットをダウンロードする必要がある。これには、ソフトウェア開発キットのほかにドキュメントとサンプルコードが付属している。使用できる言語はC#、Visual Basic.NETなどの.NETに対応した言語。さらに.NETフレームワークSDKと.NET言語をサポートする開発環境が必要となる。
Deskbarでは通常、テキストボックスに入力された文字列をGoogleのサーチエンジンに引き渡し、その検索結果をミニブラウザで表示する。それがDeskbar APIを使うと、テキストボックスに入力された文字列を別の仕方で処理することが可能になる。プラグインは単独のDLLファイルで、Google DeskbarのPluginディレクトリに置かれる。ユーザーからはDeskbarのメニューに表示されることで認識され、それを選択することでプラグインを使用できる。
GoogleではAPIの利用方法として、ハードディスクの中の音楽を検索して再生したり、Deskbarからインスタントメッセージを送信するなどのアイデアが考えられるとしている。なお、Google Deskbar APIを使用したプラグインを実行するには、Google Deskbarの最新バージョンとMicrosoft.NETフレームワークがインストールされていなければならない。
関連情報
■URL
Google Deskbar(英文)
http://deskbar.google.com/
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・ 米GoogleがWindowsタスクバーに常駐する検索窓「Google Deskbar」公開(2003/11/07)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/11/24 12:58
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