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UHF帯のRFIDを会場で国内初の運用実験〜SFC Open Research Forum 2004


イベントの実行委員長を務めるSFC環境情報学部長の熊坂賢次氏(左)と、SFC研究所長を務める村井純氏(右)
 11月23日から24日にかけて、慶應義塾大学SFC研究所主催による「SFC Open Research Forum 2004」が六本木ヒルズで開催されている。24日には、SFC研究所の所長を務める村井純教授らにより記者会見が行なわれた。

 SFC Open Research Forum 2004は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で進められている各種研究プロジェクトの現状や計画を紹介するイベントで、今年で8回目の開催となる。六本木ヒルズで初めて開催した2003年には約3,700人の来場者があり、今年は約5,000人の来場者を目標としているという。

 今回の会場では、950MHzのUHF帯を利用したRFIDの実験として、来場者の電子タグを読み取るイベント運営システムの運用が、Auto-IDラボ・ジャパンにより行なわれている。UHF帯を利用したRFIDの実験は国内のイベントでは初の試みとなる。従来のHF帯(13.56MHz)ではタグを機器に接触させて情報を読み取っていたのに対し、UHF帯では数メートルの距離での検出が可能となるため、イベントや物流管理システムなどでの利用が期待されている。

 また、こうした離れた位置からのRFID読み取りを行なう際には、今まで以上にプライバシーに対する配慮が必要であることから、6月に経済産業省と総務省が発表した電子タグのプライバシーガイドラインへの対応も進めている。会場内では、RFIDリーダの位置を示すシンボルマークの掲示や、来訪者に対しての説明、情報を消去する端末の設置などが行なわれ、イベント会場でRFIDを利用する場合にプライバシーに配慮した運用のあり方についても検討を行なうとしている。

 会見ではこのほか、各種センサーや通信機器を内蔵したボード状の機器を組み合わせることで家具を構築するユビキタス機器「u-Texture」や、2005年秋に開設予定のベンチャー企業育成施設の紹介、SFCが東アジア地区のホストを務めるWorld Wide Web Consortium(W3C)が12月1日に米国ボストンで設立10周年記念シンポジウムを行なうことなどが発表された。


RFIDリーダの位置を示すシンボルマーク 会見に出席した小島朋之総合政策学部長(左)、吉野肇一看護医療学部長(中)、徳田英幸政策・メディア研究科委員長(右)

関連情報

URL
  SFC Open Research Forum 2004
  http://orf.sfc.keio.ac.jp/
  Auto-IDラボ・ジャパン
  http://www.auto-id.jp/index-j.html
  u-Texture
  http://www.ubi-lab.org/u-texture/index_j.html
  W3C設立10周年記念シンポジウム(英文)
  http://www.w3.org/2004/09/W3C10

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( 三柳英樹 )
2004/11/24 17:31

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