Symbian OS搭載の携帯電話向けに悪意あるプログラムが配布された可能性

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Symbian OS搭載の携帯電話向けに悪意あるプログラムが配布された可能性

　英Symbianは、Symbian OSを搭載した携帯電話に対して、悪影響をおよぼす疑いのあるプログラム「Extended Theme」が配布された可能性があることを明らかにした。

　今回発表された「Extended Theme」は、ユーザーがダウンロードして意図的にインストールすると、通常のアプリケーションアイコンに替わってドクロのようなアイコンが表示され、メニュー画面をロックし、音声通話以外の機能が利用できなくなるというプログラム。「Nokia 7610」をターゲットとしており、ノキアの携帯電話向けプラットフォーム「Series 60」を採用する端末にも影響が出る可能性があるという。Symbianでは、NTTドコモのSymbian OS対応端末では影響がないとしている。ノキアジャパンでも、国内向けの端末については問題がないとコメントした。

　英Symbianでは、セキュリティコミュニティより、今回のプログラムがシェアウェアサイトで配布されているとの情報を得たという。同社では、現時点でこのプログラムはすでに配布されていないと見ており、プログラムが悪意を持って開発されたものなのか、プログラミングミスに起因するものなのかどうかは不明としている。なお、ユーザーがダウンロードしてインストールしなければ影響はないとのこと。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（英文）
　 http://www.symbian.com/press-office/2004/pr041119b.html

■関連記事
・英Symbian、トロイの木馬が仕掛けられた携帯電話向け海賊版ゲームを警告（2004/08/11）

（津田啓夢）
2004/11/24 21:25

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