パナソニック モバイルコミュニケーションズ(PMC)は29日、25GHz帯を利用した無線伝送装置「メガビットエアー」を2005年1月下旬に発売すると発表した。最大伝送速度は36Mbps、最大伝送距離は6kmで、暗号方式は40/104/128bitのWEPに対応。有線回線インターフェイスは10BASE-T/100BASE-TX、価格は約140万円(1対向、工事費別)。
メガビットエアーは、高速データ通信用として2002年に開放された25GHz帯(24.75~25.25GHz)を利用した無線通信装置で、利用にあたっては無線局免許や無線従事者免許は不要。最大伝送速度は理論値で36Mbps、実効スループットは約18Mbpsとなり、36Mbpsモードでは晴天時で3km、9Mbpsモードでは6kmの長距離伝送が可能になる。
25GHz帯は通信専用の帯域で、最大12chを有するため妨害電波や混信を受けにくく、降雨時などにも自動的に伝送モードを選択するため安定した通信回線を確保できるという。PMCでは、メガビットエアーはケーブル敷設の困難な場所でのブロードバンドアクセス回線や、高画質MPEG-2での監視映像の伝送、ビル間の広帯域伝送、災害時の臨時回線といった用途を想定している。
関連情報
■URL
パナソニック モバイルコミュニケーションズ
http://www.panasonic.co.jp/pmc/
( 三柳英樹 )
2004/11/29 16:55
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