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旧Google Groupsのトップページ
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新Google Groupsのトップページ
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米Googleは2日、Googleの英語版トップページにある「Groups」タブのリンク先ページの内容を変更したと発表した。これまでリンク先のページにはUsenetニュースグループのアーカイブが表示されていたが、新しい「Google Groups」が主要サービスとして表示されるようになった。
Google Groupsは、メーリングリストを主な機能とするグループウェアサービスで、5月以来ベータテストが続けられている。ただし、主要サービスの扱いを受けることになったとはいえ、依然として“ベータ”テストのままだ。
Google Groupsの機能はベータテストが開始されて以来、特に大きな変更点はないようだ。全員にメールが送信されるメーリングリストの作成、メールマガジンの配信、メーリングリストの投稿が数分のうちにインデックスされる高速検索、受信方法を選べるダイジェスト配信、Webから利用する際に表示されるターゲット広告などである。なお、Google Groupsを利用するためには、GmailなどGoogleが提供するサービスに共通の無料アカウントを得る必要がある。
今回、Google GroupsのグループウェアサービスがUsenetアーカイブにとって代わることになったのは、GoogleがUsenetアーカイブの膨大な資産を基盤に据えつつ、Yahoo! Groupsなどと競合するグループウェア市場に本格的に参入することを意味する。
なお、新しいGoogle Groupsのページは2日付でいったんGroupsタブからアクセスできるようになったが、不具合が確認されたため、記事執筆時点では、Usenetニュースグループのアーカイブがメインの旧Google Groupsページが表示される設定に戻されている。Googleでは不具合が修正されしだい、Groupsタブから直接アクセスできるようにするという。ただし、旧Google Groupsページ上にある「Preview the next version of Google Groups」リンクをたどれば、新Google Groupsにもアクセス可能だ。
また、Google Groupsは英語で提供されるサービスのためか、Googleの日本語ページでは今回の変更は反映されず、日本語版のUsenetアーカイブが表示されるかたちとなっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/press/pressrel/groups.html
Google Groups(英文)
http://groups-beta.google.com/
関連記事:米GoogleがDeja.comのUsenet資産を買収~ニュースグループ検索ベータ版を公開
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0213/dejagle.htm
関連記事:ニュースグループサービス「Google Groups」にWebから投稿可能に
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0522/google.htm
■関連記事
・ 米Google、ニュースグループサービス「Google Groups 2」のベータ版公開(2004/05/13)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/12/03 15:44
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