ネットエージェントは、ブリッジ型ファイアウォール「One Point Wall」の新バージョンを12月17日に発売する。価格は30デバイスまでで98,000円、もしくは100デバイスまでで198,000円。次年度以降の利用には1年間ごとの継続ライセンス(61,740円/30デバイス、118,800円/100デバイス)が必要だ。
One Point Wallは、P2Pファイル交換ソフト「Winny」によるファイル交換や、MMORPG「FF11」へのログインなどを防ぐことができるブリッジ型ファイアウォール。VPN構築ソフト「SoftEther」による通信や、巨大掲示板「2ちゃんねる」の書き込みをブロックすることも可能だ。これまではアクセスを制限したいサービスごとに対応するOne Point Wallを導入する必要があったが、新バージョンでは各機能を統合し、1つの製品で複数サービスへのアクセスを制限できるようになった。
また、新バージョンではP2P電話ソフト「Skype」や、MSNメッセンジャーなどのインスタントメッセンジャーの通信にも対応。BlasterやSasserといったワーム型ウイルスによる通信も遮断できる。このほか、通信パケットの検知のみを行なう動作モードも搭載した。検知していたパケットをブロックする設定に変更することも可能となっている。
ネットエージェントによれば、One Point Wallの新バージョンは情報処理推進機構(IPA)の助成を受けて開発されたものだという。「パケットを個別に判断することで、これまで管理者を悩ませてきた不要な通信を完全に止めることができる」としている。
関連情報
■URL
One Point Wall
http://www.netagent.co.jp/onepoint/
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( 鷹木 創 )
2004/12/08 13:00
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