アイ・オー・データ機器は9日、ファイル復旧ソフト「DataSalvager」を発売した。価格は10,290円。Windows XP/2000/Me/98に対応する。
DataSalvagerは、操作ミスなどによってデータを破損または消去してしまった際、使用可能な情報を解析することによってファイルを復旧するソフト。復旧方法は、FATファイルシステムを解析し、現在のファイルシステム上に存在するファイルを検出するFAT解析と、ドライブ全体をスキャンし、ファイルのデータベースから対応拡張子のファイルを検出するドライブスキャンの2つがある。
FAT解析で復旧できるのは、各種メモリカードやUSBメモリ、MOなど。ファイル名やファイルの日付、属性なども復元できるのが特徴だ。
一方、ドライブスキャンの対象は、NTFSドライブやパーティションが破損したドライブ、CD-RW、DVD±RW、DVD-RAMなど、認識可能なすべての物理ドライブ。なお、ドライブスキャン時に検出するのは拡張子のみで、ファイル名は検出できない。検出可能な拡張子は、文書ファイルがTXT、HTM、RTF、PDF、DOC、XLS、PPT、画像ファイルがJPG、TIF、GIF、PNG、音声ファイルがMP3、WAV、AIF、AUなど、動画ファイルがMPG、AVI、RMなどで、ZIPファイルもサポートする。
また、アイ・オー・データ機器では、同社が指定するメモリカードを購入したユーザーを対象に、「DataSalvager LE for Removable」を無料でダウンロード提供している。DataSalvager LE for Removableは、DataSalvagerと同等の機能を持つが、ファイルの復旧ができるのは、ユーザーが購入したメモリカードのみに限定される。
関連情報
■URL
製品概要
http://www.iodata.jp/prod/storage/option/2004/d-sal/
( 増田 覚 )
2004/12/09 20:38
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