マイクロソフトは10日、Office XPおよびOffice 2003において、バージョン情報ダイアログボックスにOffice Service Packの適用状況が誤って表示される問題があることを公表した。
この問題は、WordやExcelなどのOfficeソフトでメニューから「バージョン情報」を表示させた場合に、実際にはService Packを適用していないのに、ダイアログボックスで適用済と表示されてしまうというもの。これは、Officeの各ソフトが「Mso.dll」というOffice共通ファイルからバージョン情報を取得していることが原因となっている。このため、Service Packが一部のOfficeソフトにのみ適用されていても、他のソフトもすべて適用済と表示される現象が発生するという。
マイクロソフトでは、Office Service Packがインストール済みかを調べる方法として、「Winword.exe」「Excel.exe」といった各ソフトの実行ファイルに対して、右クリックメニューのプロパティからバージョン情報を確認する方法を挙げている。3つ以上のソフトに対してバージョン番号を確認すれば、Service Packが実際にインストールされているかが判断できるとしている。
関連情報
■URL
マイクロソフト技術情報
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;328294
( 三柳英樹 )
2004/12/13 15:08
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