ISPの「インターネット接続サービス安全・安心マーク」の審査基準が改訂される。2005年4月1日に個人情報保護法が完全施行されることに伴うもので、2005年度の初回審査(6月中旬予定)から適用する。
安全・安心マークは、ISPにおけるセキュリティ対策などが一定の基準を満たしていることの目安をユーザーに示すための制度。日本インターネットプロバイダー協会、テレコムサービス協会、電気通信事業者協会で構成する協議会が提供している。11月1日現在、77サービスに対してマークの使用許諾が与えられているという。
今回の改訂では、審査基準に「個人情報保護に係わる審査項目」が新設された。具体的には、ISPの個人情報保護に関する取り組みとして、1)主務大臣により改善命令を受けていないこと、2)個人情報保護管理者を設置し、必要な内部規定を策定していること、3)派遣労働者を含む従業員や役員に対して適切な教育研修を年1回以上行なっていること、4)プライバシーポリシーを策定し、公表していること、5)情報漏洩が発生した場合の措置を策定していること──などが必須項目として示された。
関連情報
■URL
インターネット接続サービス安全・安心マーク制度
http://www.isp-ss.jp/
関連記事:JAIPAとテレサ協、ISPの審査制度「安全・安心マーク制度」を制定
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0627/isp-ss.htm
( 永沢 茂 )
2004/12/15 20:04
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