米Microsoftは16日、スパイウェア対策企業の米GIANT Companyを買収したと発表した。Microsoftでは、買収で得た知的財産と資産を使ってWindows製品にスパイウェア対策を施すとしている。
MicrosoftはWindowsユーザーに対して、GIANT Companyのスパイウェア対策製品をベースにしたソフトのベータ版を1カ月以内に提供する予定だ。PC内をスキャンしてスパイウェアやその他の危険なプログラムを発見・除去する機能を備えるほか、既知のスパイウェアなどをインストールしないよう設定できる。このソフトはWindows 2000以降のユーザーに対して提供される。
買収額の詳細は明らかになっていないが、GIANT Companyの主要な人材はMicrosoftのセキュリティ対策部門に移籍するという。なお、ベータ版提供以降の製品開発計画や価格などは未定だ。
Microsoftのセキュリティビジネス/テクノロジーユニット担当副社長のMike Nash氏は、買収を決定した理由として「スパイウェアはPCユーザーにとって深刻かつ広がり続けている問題だ。この脅威から保護してもらえる効果的なソリューションをMicrosoftが提供することを、顧客が望んでいることは明確だ」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/dec04/12-16GIANTPR.asp
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/12/17 11:58
- ページの先頭へ-
|