マイクロソフトは、Windows XP SP2用の更新プログラム「KB886185」を公開した。セキュリティ関連の更新プログラムではないが「重要な更新プログラム」で、Windows Updateの自動更新を設定していれば、自動的にインストールされる。
KB886185は、「Windowsファイアウォール」機能で、PCのローカルサブネット上で生成されたリクエストのみと通信する「ユーザーのネットワーク(サブネット)のみ」を設定した場合に、ダイヤルアップ接続でインターネットにアクセスすると、インターネット上のユーザーからアクセス可能になる不具合を修正するもの。この不具合は、ダイヤルアップ用のソフトがルーティングテーブルを構成する方法が原因で、例えば共有ドライブの設定していたユーザーがダイヤルアップでアクセスしている場合に、インターネット上から共有ドライブが閲覧できる状態になってしまう。
KB886185を適用すると、Windowsファイアウォールを利用してもダイヤルアップで接続したネットワークがローカルネットワーク上にあると解釈されなくなる。具体的にはIPアドレスが「0.0.0.0」、サブネットマスクが「0.0.0.0」のIPルートテーブル上にあるエントリは全てローカルサブネット上にないと解釈されるようになる。
関連情報
■URL
KB886185
http://support.microsoft.com/kb/886185
( 鷹木 創 )
2004/12/17 16:30
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